アメリカを拠点に活動するフリーランスのジャーナリストが日本時間9日、SNSに出産直後の女性の様子を捉えた動画を投稿したところ大きな反響があった。撮影されたのはカリフォルニア州サンフランシスコで、女性は歩道で出産していた。サンフランシスコのニュースメディア『The San Francisco Standard』などが伝えている。
動画を投稿したのはアリスレイ・ティ・パチェコさん(Arisley T Pacheco)で、「サンフランシスコの中心であるユニオン・スクエアから徒歩2分の距離にある、ギアリー・ストリート・900ブロック(Geary Street 900 block)で起きたこと」と説明している。
動画では、ズボンを太腿まで下ろした女性がコンクリートの歩道に横になっており、足元には生まれたばかりの赤ちゃんが泣いているのが見て取れる。赤ちゃんには白いタオルがかけられているものの、血が付いたコンクリートの上に直に寝かされており、そばでは携帯電話を持った男性が跪き、親子を見守っているようにも見える。
女性は泣いているようで、そばにいる男性に何かを訴えているが、男性は「君は大丈夫だよ。とにかくリラックスして…。今、救急車が来るから」と声をかけている。
しかし赤ちゃんが気になって仕方がない様子の女性は起き上がろうとし、男性に「動かないで! リラックスして」と言われている。それでも女性は我が子を抱きしめたかったのだろう。なんとか体を起こすと、赤ちゃんをタオルでくるんで抱き上げた。
アリスレイさんはこの動画をEメールで受け取ったそうで、