米テキサス州の写真家が先月、唇から鼻にかけて裂ける先天性疾患「口唇口蓋裂」の女児の写真をFacebookに投稿したところ、ユーザーから心温まるメッセージが続出した。アメリカの朝の情報番組『Good Morning America』などが伝えている。
米テキサス州在住の写真家シャノン・モートンさん(Shannon Morton)は、妊婦や新生児、人生の節目、そして家族をメインに撮影し、それぞれの人生が透けて見える温かい写真をFacebookに投稿している。
そんなシャノンさんが先月27日、先天性異常の一つである「口唇口蓋裂」で誕生した新生児サットンちゃん(Sutton)の写真を投稿したところ、大きな反響があった。
「とってもたくさん。最近のスタジオは、笑顔の赤ちゃんで溢れてる! これは可愛いサットン、最高にキュートな赤ちゃんよ!」―こんな言葉が添えられた写真は、サットンちゃんが両目を閉じ、頬に手を当て、まるで“天使のように”純真無垢に横になっているもので、シャノンさんは“天使のポーズ”と呼んでいる。
サットンちゃんの母コートニー・ガードナーさん(Courtney Gardner、35)によると、「口唇口蓋裂」と分かったのは妊娠20週の超音波検査の時だったそうで、当時のことを「不意打ちを食らったような診断で、かなりショックを受けました。遺伝子のせいだと思い、涙が溢れて止まりませんでした」と明かしている。
口唇口蓋裂とは、胎児がお腹の中で成長する時、何かの理由で癒合が不完全であると生じるもので、遺伝的要因だけでなく種々の環境的要因が関与しているという。サットンちゃんは唇が割れた「口唇裂」と、口腔と鼻腔がつながっている「口蓋裂」の両方の症状があり、