1985年の大ヒット映画『グーニーズ』の熱烈なファンが、このほど165万777ドル(約2億1千万円)もの大金を投じて、主人公マイキー・ウォルシュの家として撮影に使われた米オレゴン州アストリアの民家を買い取った。今後は映画のシーン同様に前庭のからくりを復活させ、80年代風へのインテリア改装も予定しているという。『Fox Business』『The Seattle Times』などが伝えている。
“グーニーズ・ハウス”として映画ファンの間で知られる1896年築のビクトリア朝様式の家は、現地時間1月10日に不動産の売買手続きを完了。正式に新しい所有者として、カンザス州の実業家べーマン・ザケリさん(Behman Zakeri、46)の名前がマスコミに公表された。
この日は折しも「第80回ゴールデングローブ賞」授賞式で、グーニーズの発明家データ役を演じたキー・ホイ・クァン(51)が、『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』(3月3日日本公開)の助演男優賞に選ばれた日だった。クァンはステージ裏でのインタビューで「この先『グーニーズ2』が制作されるのか私には分かりませんが、もう一度、データを演じてみたいですよ」と述べている。
グーニーズ・ハウスは、周囲の家の約4倍近い値をつけて昨年11月に売りに出され、これまで誰が購入するのか注目されてきた。
仲介した不動産ブローカーのジョーダン・ミラーさん(Jordan Miller)は『Fox Business』で次のように述べている。
「買い手にはこの映画とその歴史、さらに美しいアストリアの町に敬意を持っている人が望まれていました。」
そして公募から6日後、多くの希望者の中から“理想的な購入者”が選ばれたという。
べーマンさんは、まだ8歳だった公開当時にこの映画を観て以来のファンで、