メキシコ東部で今月3日、腹を切り裂かれた妊婦の遺体が発見された。当局は同日、妊婦を誘拐・殺害した容疑で男女2人を逮捕、一緒にいた赤ちゃんを無事保護している。『The Sun』などが伝えた。
メキシコ東部ベラクルス州の牧場で今月3日、4日前から行方不明になっていたロサ・イセラ・カストロ・バスケスさん(Rosa Isela Castro Vazquez、20)が遺体で発見された。ロサさんは当時妊娠8か月で、子宮が切り裂かれ胎児が取り出されていた。
ロサさんが最後に目撃されたのは先月30日で、Facebookで知り合ったヴェロニカ “N”(Veronica “N”)に「子供服のお下がりを手渡ししたいから」と誘いを受け、自宅近くの薬局で待ち合わせをしたがそのまま帰宅することはなかった。
ロサさんの夫はその日のうちに捜索願を出し、当局は薬局前の監視カメラの映像から女(ヴェロニカ)がロサさんを車に無理やり押し込んで走り去るのを確認、身元の割り出しを進めていた。
そして今月3日、捜査は大きな進展を見せる。当局はロサさんの自宅から約25キロ離れた牧場を捜査中、腹部を切り裂かれたロサさんの遺体を発見した。さらに同日、ヴェロニカが血まみれのままベラクルスの地域病院に女児を連れて現れ、簡単なケアを受けるとそそくさと病院を後にしたことが判明、