来月出産予定の妊婦の腹を切り、赤ちゃんを取り出して逃亡した米テキサス州在住の27歳の女が今月9日、約80キロ離れたオクラホマ州内で逮捕された。この事件では妊婦だけでなく赤ちゃんも死亡しており、殺人現場となった小さな町の住民は一様にショックを受けている。『News On 6』などが伝えた。
米テキサス州ボウイ郡ニューボストン在住の妊婦レーガン・ハンコックさん(Reagan Hancock、21)が今月9日、自宅で腹を切られて死亡した。レーガンさんは11月10日に出産予定で、お腹の中の赤ちゃんは取り出されていた。レーガンさんを発見したのは母親ジェシカさんで、午前10時20分頃に警察に通報したがすでに息絶えていたという。
レーガンさんには夫ホーマーさん(Homer)との間に3歳の娘がおり、今年8月にはFacebookで「もう1人可愛い女の子ができたの。ブラックスリン・セージ(Braxlynn Sage)の誕生が待ちきれないわ」と、第2子の名前を披露していた。ジェシカさんによると、妊娠35週目に入っていたレーガンさんのお腹はかなり大きくなっており「生まれるのも時間の問題ね」と話していたそうだ。
この事件で警察は、テキサス州ボウイ郡シムズに住む6歳と10歳の母テイラー・パーカー(Taylor Parker、27)を逮捕しており、2つの第1級殺人罪、誘拐罪などの容疑で起訴した。
『Heavy.com』によると、テイラーは9日午前10時頃、テキサス州内を車で走行中にハイウェイパトロールによってスピード違反で止められた。しかしテイラーが「道路脇で出産したが、赤ちゃんが息をしていない」と訴えたため、