フランスのある農場で今年9月、6本の脚を持つ牛が誕生した。この牛は生後1か月ほど6本脚のままで普通に過ごしていたが、健康を考慮して動物病院で手術を受け余分な2本の脚を取り除いた。子牛の独特な外見に対して、Facebookでは様々な声があがっている。『actu.fr』などが伝えた。
フランス中南部に位置するアヴェロン県の農場で、今年9月に6本の脚を持つ牛が誕生した。この牛はライトブラウンの毛色につぶらな瞳が特徴のリムーザン牛で、仏リムーザン地方のブランド牛として有名である。
子牛は6本の脚のうち4本は通常の箇所にあったものの、背中のあたりに2本の脚が生えていた。
子牛の手術が行われたのは同県サン=ジュニエ=ドルト市にある「コーズ・ア・ロブラック動物病院(Clinique Vétérinaire du Causse à l’Aubrac)」で、ジュディス・バドロン獣医師(Judith Badelon)指揮のもと2人のアシスタントと1人の実習生が助手を務め、2時間半かけて行われた。
コーズ・ア・ロブラック動物病院のアリス・デ・ブソンブ院長(Alice De Besombes)によると、子牛は先天性異常により多くの手足が形成される「多肢症(Polymelia)」を患っていたという。多肢症は牛の場合25,000頭に1頭の割合で発症し、