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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】ロードレースに乱入したワラビー、間一髪でレーサーとの衝突を回避(豪)<動画あり>

フィリップ島に生息するカモ科の鳥類“ロウバシガン(Cape Barren Goose)”がコース上を横断して問題になっていた。屋外で開催されるレースのため野生動物の侵入を防ぐには限界があり、2015年に開催されたレースではアンドレア・イアンノーネ選手(Andrea Iannone)が空を飛んでいたカモメと衝突してしまう事故が発生していた。

ワラビーのコース侵入ついては安全委員会で協議されたそうで、この話し合いに参加したアレイシ選手は「委員会が始まった時はみんな笑っていましたが、この出来事が安全性の観点からどれほど重要なことなのか理解してくれました。今回の件については非常に危険なことですし、とても容認できるものではありません。鳥に対してできることはないので、鳥との事故はこれからも起こるかもしれません。しかしワラビーとの事故は起こってはならないのです。もしあの時ワラビーとぶつかっていたら、時速220キロくらいで走行していたので非常に大きな事故になっていたと思います」と語っており、主催者にフェンスなどでより確実にコースを塞ぐように依頼したとも明かした。

またオーストラリア出身のジャック・ミラー選手(Jack Miller)は「時速350キロのバイクが走るコースの真ん中で、カンガルーなどが飛び跳ねるのは非常に危険なことと理解しています。あのワラビーはもともとコースの近くに潜んでいて、バイクが走り出した音で目を覚ましたのではないかと思います」と推測しており、会場には6フィート(約1.8メートル)のフェンスが設けられているわけではないが、フェンスの周りにはたくさんの観客もいたことから、今回目撃されたワラビーはレース期間が始まってからフェンスを越えて侵入したとは考えにくいと話している。

バイクが迫るコースを横断するワラビー(画像は『MotoGP 2022年10月13日付Twitter「A close call for the Wallaby and @AleixEspargaro!」』のスクリーンショット)

ちなみに今年2月には、アメリカで開催された自転車ロードレース中に野生の雄牛が出没し、通過しようとする選手に次々と怒りのタックルをお見舞いする様子を捉えた動画が話題を呼んでいた

画像は『MotoGP 2022年10月13日付Twitter「A close call for the Wallaby and @AleixEspargaro!」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

立ち止まることなくそのままどこかへ去っていったワラビー(画像は『MotoGP 2022年10月13日付Twitter「A close call for the Wallaby and @AleixEspargaro!」』のスクリーンショット)

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