超大型犬として知られるマスティフがこのほど、血の滴る人間の腕のようなものをくわえながら庭を駆け回っている姿が目撃された。大型犬による被害は時折ニュースになることもあり、目撃した近隣住民は「誰かが犠牲になってしまった」と思わず息を呑んだが、実はハロウィン用の飾りで遊んでいただけだったと判明し胸を撫でおろしたという。『The Daily Star』などが伝えている。
米アイオワ州デモインの民家で先日、超大型犬のマスティフが何かをくわえたまま楽しそうに庭を駆け回る姿を近隣住民が目撃した。おもちゃで遊んでいると思い見守っていた住民らだったが、その犬は血で覆われた人間の片腕をくわえておりギョッとしたという。
マスティフは大きく筋肉質な体を持っているが性格は穏やかで優しく、家族や仲間に対する防衛本能が強い犬種として知られている。いくら優しい性格とはいえ何かのきっかけで豹変する可能性はあり、目撃者は「誰かが襲われてしまった」とショックを受けたが、のちに意外な事実が明らかになった。
飼い主のデブラ・アン・リッジさん(Debra Ann Ridge、57)は自宅で寛いでいた時、愛犬の“タタンカ(Tatanka、5)”が庭で何かをくわえて走り回っているのを見かけた。そしてタタンカがその何かを宙に放り投げた時、デブラさんは人間の腕のようなものが舞い上がったことに気付き慌てて駆け寄った。ドキドキしながらタタンカがくわえていたものを確認してみると、それはハロウィンの飾り用に購入していたフェイクの腕であることが判明した。
デブラさんはハロウィンの準備を始めており、