
飲み込んだ食べ物や飲み物、唾などが全て肺の方へ流れてしまうものだ。
集中治療室に入院したマーリー君は、診断を受けてから1週間後に転院し「メルボルン王立小児病院(The Royal Children’s Hospital Melbourne)」にて手術を受けることになった。担当した医師がマーリー君の喉を開いてみると、なんと小さな花型のプラスチックが喉に刺さっているのを発見した。マーリー君が苦しんでいた咳は病気のせいではなく、喉に刺さっていた異物が原因だったとようやく判明したのだ。取り出されたプラスチックを撮影した写真には、色は付いていないがぼんやりと丸い花びらが付いているのが確認できる。
マーリー君がこのプラスチックを飲み込んでしまった時期は分かっていないが、嘔吐や咳などの症状は3歳頃から始まったそうで、約5年間も喉に刺さったままだったのではないかとスカイさんは推測している。
スカイさんは「喉に異物があったなんて少しも考えたことなかったですよ。でも考えてみれば、喘息の子どもが物を喉に詰まらせたり嘔吐したり、何時間も咳き込んだりするという症状は普通ではないですよね」と症状が出ていた頃のマーリー君について語った。
プラスチックを取り除いた手術は今年1月に行われたが、マーリー君の気道や食道の一部が癒着してしまっていたため、今後はそれを修復する手術を受ける予定だという。
スカイさんは今回自身の息子に起こった経験から「我が子に何か異変を感じたら、それを訴え続けてください。私はそうしたことで今もマーリーと一緒にいられるのです」と最悪の事態になる前に声をあげるように呼びかけた。
ちなみに2021年には、3歳の時に鼻に詰めたビーズをすっかり忘れていた女性が20年越しにビーズが取れて驚愕したというニュースが大きな話題を呼んでいた。
画像は『ABC Australia 2022年8月15日付「Marley Enjakovic to undergo surgery after having plastic flower lodged in his throat for five years」(Supplied: Skye Enjakovic)』『Metro 2022年8月16日付「Boy’s five-year cough turned out to be toy he swallowed when he was three」(Picture: Sunrise)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)