今月7日夜、インド西部グジャラート州の村で1歳半の男児が深井戸に落ち、インド陸軍による救出活動が行われた。作業は家族が見守る中で慎重に進められ、緊迫した救出の様子はカメラに収められた。『The Indian Express』などが伝えている。
グジャラート州の村デューダプールで7日午後8時頃、1歳半のシヴァン・バデル君(Shivan Badhel)が自宅近くの深さ約152メートル(500フィート)の古井戸に転落した。
両親は農業労働者で、シヴァン君は農場に建てられた小屋のそばで1人で遊んでいた。井戸の穴の直径は小さな子供がやっと通れるほどで、転落防止用の蓋はなくむき出しになっていた。シヴァン君は深さ約6メートル(一部報道では約10メートルとも)の位置で引っかかっていたそうで、地元警察が通報を受けて駆けつけた。
シヴァン君の救出活動が始まったのは警察から要請を受けたインド陸軍が到着した9時45分頃で、作業の様子はカメラに収められた。
動画では、複数の陸軍メンバーの救助隊が井戸を囲み、懐中電灯で照らした穴の中を覗き込むのが見て取れる。シヴァン君の泣き叫ぶ声がけたたましく響き、揚水ポンプが設置された井戸の中には太いロープが垂らされている。
救助隊はそのロープをゆっくりと慎重に引き上げており、