
翌朝に桟橋から約1.6キロ離れたビーチで1匹の死骸を回収した。またもう1匹のコヨーテも29日午後、オレンジ郡アニマルサービスとカリフォルニア州魚類野生生物局(CDFW)が近くのトレーラーハウスの下に怪我をして隠れているのを発見し、捕獲後に安楽死処分した。2匹の死骸は研究所に送られ、DNA鑑定と狂犬病の検査が行われているという。
ちなみにカリフォルニア州では近年、コヨーテがペットや小さな子供たちを襲うケースが増え、当局はここ数週間、コヨーテを捕獲するための罠を仕掛けるなど対策に追われてきた。
地元の住民は「ここに40年住んでいるけど、今年は最も酷い」「子供たちがいる公園でも見かけることが多くなった」「コヨーテは人間を全く恐れていない」「こんな事故がいつかは起きると思っていた」「ビーチでの襲撃は初めて。怖い」「やはりショックだね」などと口々に語っており、CDFW局長のパトリック・フォイ氏(Patrick Foy)は「一家はコヨーテを挑発するようなことは一切しなかった」と強調し、次のように述べて注意喚起した。
「コヨーテは通常シャイで人を避けようとします。カリフォルニア州では年間10~12件の襲撃事件が発生し、被害者はほとんどが小さな子供ですが、大人が襲われるケースも報告されています。」
「コヨーテなどの動物に遭遇したら、大きな音を立てて怖がらせ、追い払うようにして下さい。またコヨーテに餌を与えないで下さい。これはコヨーテが人間の周りで快適になりすぎないよう、私たちが社会の中でできる最も大切なことなのです。」
画像は『FOX 11 Los Angeles 2022年4月30日公開 YouTube「Coyote attacks little girl near Huntington Beach pier」』のサムネイル、『FOX 11 Los Angeles 2022年4月29日付「New video shows moment coyote attacks toddler on Huntington Beach」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)