重症のニキビを編集した顔と素のままの顔を並べた写真をInstagramに投稿し、パワフルなメッセージを伝える女性がいる。女性はニキビが原因でいじめにもあったが、ある日「そのままの自分を好きになろう」と決意し、長い間ニキビを隠し続けてきた自分と決別したという。「同じ悩みを持つ人をインスパイアできれば」と語る女性を『The Daily Star』などが伝えた。
英ロンドンに住むマイア・グレイさん(Maia Gray、27)がニキビに悩むようになったのは、今から14年前の13歳の頃だった。
中学生だったマイアさんは当初、それほど人目を気にしていなかったが英語の授業中、クラスメートに「あなた、化粧をしたら可愛く見えるわよ」と言われ、その日のうちに母親に頼み込み化粧品を買ってもらったという。
こうしてマイアさんは化粧でニキビを隠すようになり、次第に学校に行く前の化粧が欠かせなくなった。マイアさんのケースは重症で赤ニキビからさらに進行し、皮膚が炎症を起こして膿瘍、結節が多発する「嚢胞性ざ瘡」となった。
マイアさんは「毎朝早起きをして化粧をし、さらに昼食の時間に化粧直しをするようになったの。でもそのことでニキビは悪化の一途をたどったのよ。私はそのうち家でも化粧をするようになり、家族にでさえニキビを隠すようになったの」とドツボにはまっていったことを明かし、このように続けた。
「そしてニキビが悪化するといじめが酷くなり、転校も考えるようなった。学校を休むことも多くなったの。私は自信を失くし、『自分は生きている価値がないのではないか』とまで考えるようになっていったわ。」
どん底まで追い詰められたマイアさんだったがある朝、