アメリカの動物保護団体が今月1日、米国防総省本部「ペンタゴン(Pentagon)」の敷地内に侵入した1羽のニワトリを保護したことをFacebookで公表した。セキュリティが万全なはずの国の重要施設にニワトリが侵入したことに、人々から「ロシアからのスパイかも」などとジョークが飛び交った。『New York Post』などが伝えている。
米ワシントンD.C.にある米国防総省本部「ペンタゴン」でニワトリが発見されたのは、先月31日早朝のことだった。敷地内を歩いている1羽のニワトリを職員が発見し、動物保護団体「Animal Welfare League of Arlington」に保護を依頼した。
同団体の広報担当者であるチェルシー・ジョーンズさん(Chelsea Jones)は「ニワトリが発見された正確な場所を公表することはできません。ただセキュリティのチェックポイントであったことだけはお伝えできます」と明かしており、セキュリティ上の都合で情報公開に制限がかかっているという。
確かに警備員の目を盗んで敷地内に侵入できてしまったことは、その場所にセキュリティの穴があることを示してしまう。現在もこのニワトリがどこから来て、どうやってペンタゴンの敷地内に侵入したのかは明らかになっていない。
茶色の羽毛に赤いとさかを持つこのニワトリは「ロードアイランドレッド(Rhode Island red)」という品種で、チェルシーさんは「優しい性格で、神経質でもありますが何人かが撫でても大丈夫でした」と語っており、