オーストラリア、クイーンズランド州のアイメオビーチで今月26日午後、14歳少年がハコクラゲに刺されて死亡した。同州では昨年2月にも17歳少年がハコクラゲに刺されて死亡しており、当時は2006年以来15年ぶりと騒がれた。再び起きてしまった悲劇に地元住民はショックを受けている。『news.com.au』などが伝えた。
事故が発生したのは26日午後2時半頃で、ハコクラゲに刺され岸に上がってきた少年の脚や手には、約2メートルの触手が巻き付いていたという。
当時ビーチにいたある母親は「腰ほどの深さの場所で泳いでいた少年がよろめきながら海から上がり、うめくように助けを求めていた」と語り、カービー・ダッシュさん(Kirby Dash)は「少年はショック状態に陥っていた。親たちは子供たちに海から出るようヒステリックに叫んでいた」と振り返る。
その後、心停止を起こした少年にはライフガードや救急隊員らが心肺蘇生法を施した。そして午後3時22分にマッカイベース病院に搬送されたが、3時30分には死亡が確認された。
箱型の傘を持つハコクラゲの触手の表皮は強力な毒がある小さな針(刺胞)で覆われており、重症の場合は刺されて数分で意識障害、呼吸困難、心停止を引き起こす。
アイメオ・サーフ・ライフセービング・クラブの会長ロス・ジーさん(Ross Gee)は「我々のチームは少年が海から上がるとすぐに応急処置を施した」と語ると、