米国立動物園で今月初旬、ヤマアラシの一種であるオマキヤマアラシの赤ちゃんが誕生した。成体は背中にたくさんの針を持つヤマアラシだが、生まれたばかりの赤ちゃんはフワフワの体毛に包まれており、その姿には「可愛すぎる」「初めて見たよ」など生後数週間ながらすでに多くの人を虜にしているようだ。『Washingtonian』などが伝えている。
米ワシントンD.C.にある「スミソニアン国立動物園(Smithsonian’s National Zoo)」が今月20日、ヤマアラシの一種で長い尻尾が特徴的なオマキヤマアラシの赤ちゃんが誕生したと公表した。赤ちゃんを授かったのは同園で飼育されている“ベアトリクス(Beatrix)”と“クィルバー(Quillbur)”で、この2匹の間には2019年に“クィリアム(Quilliam)”が生まれており、今回は2匹目の子どもとなった。
今月3日から4日にかけての深夜に生まれたこの赤ちゃんは、4日の朝に飼育員が発見した。この赤ちゃんにまだ名前はなく、雌雄も分かっていない。オマキヤマアラシは生後6か月になるまで外見上で雌雄を判別するのは難しいそうで、現在はDNA鑑定を行って結果待ちだという。
同園がFacebookで公開した赤ちゃんの姿は、背中に立派な針を持つベアトリクスの姿とは大きく異なり、柔らかな茶色い体毛で覆われている。ヤマアラシの特徴の1つである大きい鼻はすでにチャームポイントとなっており、