映像では救出直後に歩き回っている元気そうなバディの姿が確認できる。救出された後、動物病院で治療を受けたバディの頭や首には軽い傷跡が確認され、多少の腫れも見られた。
頭がはまってしまっただけでも災難だったバディだが、獣医のアンドリュー・トーネルさん(Andrew Tornell)によると、バディは通りかかった犬に因縁をつけられてしまい、何度か噛まれてしまったという。
スタッフたちは当初、バディは野良犬だと思い込んでいたが、アリゾナ州マリコパ郡の動物管理局「マリコパ・アニマル・ケア・アンド・コントロール(Maricopa County Animal Care & Control)」が作成した、保護した犬を地図上にマーキングするサービスのおかげでバディの飼い主を見つけることができた。映像の最後には再会のシーンも映っており、尻尾を振って大喜びで飼い主に飛びつくバディの姿があった。
アリゾナ・ヒュメイン・ソサイエティのスタッフであるフランシスコ・カベッラさん(Francisco Cabella)は「バディの飼い主は地図を確認し、愛犬が迷子になった場所からそれほど遠くない場所でバディが保護されたことを知りました。そこから情報を得て、飼い主の方は私たちに連絡をくれたのです」と飼い主が見つかった経緯を明かした。
なお好奇心旺盛な動物たちが窮地に陥ったケースは多発しており、シンクを覗き生ゴミ粉砕機にスッポリはまってしまった子猫や、タイヤのホイールに頭がスッポリはまった子犬も話題を呼んでいた。
画像は『New York Post 2022年1月20日付「Dog rescued after getting bitten while head was stuck in cinder-block wall」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)