アメリカのショッピングモールでは、クリスマスが近くなるとサンタクロースがやってきて子供たちと記念撮影をしてくれる。ユタ州在住の母親はある日、子供たちが喜んでくれるだろうと1歳の息子をモールに連れて行ったのだが…。SNSに投稿された家族のほのぼのとしたエピソードを『The Sun US』などが伝えた。
2児の母ケリー・スペンサーさん(Kerry Spencer)は、子供たちがまだ言葉を話し始める前から「手話で話をしたい」とアメリカ手話(アメリカン・サイン・ランゲージ、以下ASL)を教えてきた。
クリスマスが近づいた十数年前のある日のこと、ケリーさんは当時1歳だった息子サミュエル君(Samuel)を連れて、ユタ州プロボにあるショッピングモール「プロボ・タウン・センター」に出かけた。この時期にしかやってこないサンタクロースと記念撮影をするためである。
モールではお決まりの赤い服に白い顎鬚を生やしたサンタクロースがサミュエル君を優しい笑顔で迎えてくれ、ケリーさんは息子をサンタクロースの膝の上に座らせると、すぐ横でスタッフが写真を撮る様子を見ていた。
そして撮影を終えて帰宅したケリーさんは、出来上がった写真を目にして驚愕した。
まだ1歳だったサミュエル君はサンタクロースが怖かったのだろう。泣いてはいないものの表情は固く、ケリーさんが立っている方向を横目で見ている。そして胸の前に手を置くと、