宝くじの高額当選は誰でも一度は夢に見ることだろうが、実際に巨額を手にすると予想外の出来事が待ち受けていることも少なくない。このほどイタリアで、6400万円超に当選した女性の身に不幸な出来事が降りかかった。女性が購入したたばこ店のスタッフに当選を確認してもらおうと宝くじを手渡すと、スタッフの男はそれを持ち逃げしてしまったのだ。その後、発見された男は「この宝くじは自分が購入した」などと主張しており、女性は現在も当選金を受け取れていないようだ。『The Mirror』などが伝えている。
イタリアの首都ローマにあるフィウミチーノ空港で今月3日、たばこ店で働くガエターノ・スクテラーロ(Gaetano Scutellaro、57)が高額当選した宝くじの窃盗容疑で警察に身柄を拘束され、事情聴取を受けた。
宝くじはナポリにあるガエターノの元妻が店主を務めるたばこ店で販売されていたもので、69歳の女性がスクラッチ方式の宝くじを2枚購入した。そのうちの1枚を女性が削っていくと、なんと50万ユーロ(約6470万円)もの高額当選をしていることが明らかになった。
まさかの当選に女性は自分の目を信じられず、近くにいたスタッフに確認してもらったという。スタッフは確認後、さらにダブルチェックのため当時働いていたガエターノにその宝くじを渡した。しかし宝くじを受け取ったガエターノは自身の原付バイクに乗り、そのまま逃走してしまったのだ。
ガエターノが逃走してから2日後、