米フロリダ州マイアミガーデンズにある「ハードロック・スタジアム(Hard Rock Stadium)」で今月11日、2階デッキから猫が落下するハプニングが発生した。猫は手すりの外側にぶら下がり、観客たちから悲鳴があがったが、ちょうど真下にいた観客らが国旗を広げて猫を受け止め、無事に救出できたという。当時の様子を捉えた動画がTwitter上で大きな話題を呼んでいることを『Miami Herald』などが伝えた。
スタジアムではマイアミ大学の「マイアミ・ハリケーンズ(Miami Hurricanes)」対アパラチア州立大学の「アパラチアン・ステート・マウンテニアーズ(Appalachian State Mountaineers)」のアメリカンフットボールの試合が行われており、スタジアムには多くの観客が詰めかけていた。
試合が進み両チームの攻防の中、突然学生席のエリアからざわめきが起こった。学生らは2階デッキ部分にぶら下がった猫の姿を見つけたのだ。
「なぜこんな場所に猫がいるのか」と疑問も浮かぶが、事態はそれどころではなくなってしまった。当時の様子は動画で捉えられているが、猫はデッキの手すりの外側に移動してしまい、足を滑らせて設置された横断幕にかろうじて掴まっていた。
観客たちは固唾を呑んで見守っていたが、猫が足を滑らせて前足だけで横断幕を結ぶ紐の部分に掴まると、観客席からは「オーマイガー!」などの悲鳴があがった。
2階のデッキにいた人々が手を伸ばして猫を助けようとするが、手が届かず為す術がなかったようだ。猫は困った様子で下を覗いたり周囲を見渡したりしており、