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writer : tinsight-iruy

【海外発!Breaking News】“風船に足が生えた”と言われるほど太った犬 飼い主に見放されるもダイエットして第2の人生を歩む(英)

飼い主と協力してダイエットを開始した。しかしそれは厳しい内容だったのか、飼い主はリリーのダイエットに必要な食事や運動などの要件を満たすのが難しいと訴えた。そして飼い主はリリーを手放し、リリーは東ランカシャー支部で保護されることになった。

同支部に連れてこられたリリーは、1回分の量を少なくした食事を一日に複数回とるようになった。もちろんそれらはスタッフお手製の特別食だ。この方法でダイエットに励んだ結果、リリーは7.7キロにまで体重を落とすことができた。

肥満のせいで飼い主を失ってしまったリリーだったが、ダイエットが成功したことによりルースさん(Ruth、80)という女性が新しい飼い主として名乗り出てくれたという。ルースさんは「元々飼っていた犬が死んでしまったので、高齢の新しい相棒を探していました。その時にリリーと出会い、喜んで引き取ることにしました」とリリーを家族として迎え入れた経緯を明かした。

同支部の動物センターマネージャーを務めるジャネット・エイムスカフさん(Jeanette Aimscough)は「リリーが来たばかりの頃は足の生えた風船のようで、動くのにも苦労していましたが、体重が減ると遊ぶのを楽しむようになりました。それまでは動かずにだらだらと過ごしていましたが、リリーに新しい家族が見つかったときは私たちも大喜びしましたよ。今は新しい人生を楽しんでいて、より活発に過ごしています」と話す。

リリーを自宅に迎えたルースさんは「リリーはソファーの上で眠るのが好きですが、走ることができるようになったので小走りするのも好きみたいです。現在も特別食を継続していますが、とても幸せそうですし落ち着いていますよ。リリーは素晴らしい犬だし、世話をすることができてとても嬉しいです」と話しており、ルースさんとリリーの双方にとって幸せな結果となったようだ。

なおRSPCAのペット福祉専門家であるサマンサ・ゲインズさん(Samantha Gaines)は「ペットの肥満は深刻な問題となっており、近年多くのペットが直面している問題です」と明かす。

「最近の研究では、ペットとして飼育されている犬の約半数が太りすぎで、心臓病や糖尿病などの深刻な健康問題を引き起こす可能性があると指摘しています。肥満は犬に限らず全ての種類のペットが直面する可能性のある問題であり、その原因は主に食べ過ぎと運動不足です。」

「ふぐのようだった」と表現する人も(画像は『Metro 2021年9月7日付「Chunky dog who looked like a ‘balloon on legs’ goes on diet and finds perfect home」(Picture: RSPCA / SWNS.COM)』のスクリーンショット)

サマンサさんは、ペットの代表格である犬や猫のあるべき体型の目安について「余分な脂肪に覆われていない肋骨の形を、目で見て感じることができるはずです。その他には上から見たときに、ウエストがはっきりと見えることです」と説明する。

愛犬や愛猫の体型が気になる人は、獣医に相談してアドバイスを受けることをサマンサさんは推奨している。

画像は『Metro 2021年9月7日付「Chunky dog who looked like a ‘balloon on legs’ goes on diet and finds perfect home」(Picture: RSPCA / SWNS.COM)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)

ダイエットに成功し、新しい飼い主と出会うことができたリリー(画像は『Metro 2021年9月7日付「Chunky dog who looked like a ‘balloon on legs’ goes on diet and finds perfect home」(Picture: RSPCA / SWNS.COM)』のスクリーンショット)

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