体重が25kgもあるダックスフンド犬。「まるで牛か豚のよう」と笑われ続けてきたその犬が、ここ1年でかなりの減量に成功したと話題を呼んでいる。
この画像は米メディア『newseveryday.com』が伝えているその記事のスクリーンショットである。オハイオ州ウエストコロンバスの人々に、「超肥満犬」と呼ばれてきたダックスフンド犬の“デニス”。25kgもの体重を誇っていた1年以上前の姿だそうだ。
デニスがこんな姿になったのは、飼い主であるブルックリン・バートンさんが美味しいごちそうを次から次へと与えていたから。デニスは太ると動くのがおっくうになり、食べることしか楽しみしかなくなり、さらに食べては太っていった。しかし獣医から1年ほど前に「このままでは命の危険も」と説教され、バートンさんはデニスの減量にやっと真剣に向き合うようになった。
ダイエットと運動により現在は5.9kgにまで体重を落としたというデニス。階段を自力で上り下りし、散歩も速足になり、他の犬と戯れることもできるようになったその変化にバートンさんも嬉しそうだ。ただし丸々と肥えていただけに、ぜい肉を失った腹部の皮膚はひどくたるんで垂れており、それだけは手術で切除することになるという。『ABC News』にバートンさんは「今はただ、デニスにグルメな料理を過剰に与えてきたことを反省するばかりです。皆さんもどうか気を付けて」と語っている。
肥満は古今東西を問わない問題だが、太り過ぎのペットの話題となるとやはり圧倒的に多いのがアメリカ。約1年前にはアリゾナ州マリコパ郡の4歳のネコが16.3kgにまで太り、治療を兼ねて動物保護施設に預けられた。飼い主が語ったその猫の名前は “ミートボール”。笑うに笑えない悪いジョークかと話題になっていた。
(TechinsightJapan編集部 Joy横手)