マッチングアプリとして有名な“Tinder(ティンダー)”。このほどドイツの動物福祉協会が、保護している犬や猫の飼い主を探すために施設にいる犬や猫の写真を撮影してTinderに登録した。特別なコストもかからず、手軽でセンス抜群のこのアイディアには問い合わせが殺到し、爆発的な反響を呼んでいると施設職員は明かしている。『New York Post』などが伝えた。
ドイツ南部バイエルン州ミュンヘンの動物福祉協会「The Munich Animal Welfare Association」では、新しい飼い主を待つ犬や猫を多数保護している。「この子たちに何とか新しい家族を見つけてあげたい」というスタッフらの思いが、あるアイディアを生み出した。
スタッフたちは広告代理店に依頼し、保護している犬や猫をプロのカメラマンに撮影してもらった。そしてその写真をマッチングアプリ“Tinder(ティンダー)”に登録したのだ。登録された15匹の犬や猫のプロフィール欄には写真のほか、名前や施設に来たこれまでの経緯などがきちんと記載されている。
犬や猫たちの写真やプロフィールを見て気に入れば、通常のTinderと同様に右にスワイプして好意を示すことができる。
同協会の職員であるジリアン・モリスさん(Jillian Moss)は「とても楽しいですし、つまらない新聞広告よりもクリエイティブで良いと思いました。私たちも若者に交じってTinderの流行に乗ってみたんです」と話す。
飼い主を探すために始まったこのキャンペーンの反応は「爆発的だった」とジリアンさんは明かしており、