米ノースカロライナ州にある桟橋で、人間のような歯を持つ魚が釣り上げられSNSを騒がせている。人々の中には「これはフェイクでしょう?」と疑う者まで現れたが、実は同州沿岸地域では決して珍しくない「シープスヘッド」という魚だった。『Houston Daily Post』『LADbible』などが伝えている。
米ノースカロライナ州ナグス・ヘッドにある長さ300メートル超(1000フィート)の桟橋で今月2日、シープスヘッドが釣り上げられた。シープスヘッドは人間のような歯を持つことで知られ、この写真が同桟橋でフィッシングなどのアクティビティを提供する「ジェネッツ・ピア(Jennette’s Pier)」のFacebookに投稿されると大きな反響があった。
釣り上げたのは「ジェネッツ・ピア」の常連客で同州サウスミルズに住むネイサン・マーティンさん(Nathan Martin)で、その日はシープスヘッド狙いで双子の兄弟と一緒に釣りに来ていた。
ノースカロライナ州の環境基準課によると、シープスヘッドの重さは通常5~15ポンド(約2.2~6.8キロ)、体長30インチ(約76センチ)ほどで、ネイサンさんが捕らえたのは9ポンド(約4キロ)だった。
ネイサンさんは「引き上げるのは大変だったけど、いい釣果だった。ただ実際に口内いっぱいに生えた歯を見た時はショックだったね」と明かすと、