このほどアメリカからギリシャへ向かう飛行機の中で、乗客の1人が低血糖と高熱の症状で倒れてしまうという緊急事態が発生した。すぐに客室乗務員が機内アナウンスで乗客の中に医師や医療従事者がいないか確認すると、名乗り出たのは2人の医学生だった。学びの途中であったにもかかわらず2人は地上の医師と連絡を取りながら処置を行い、無事に回復させることができたという。2人の勇気ある行動に「プロ意識が素晴らしい」など2人を絶賛する声が集まっている。『Fox News』などが伝えた。
米ルイジアナ州ニューオーリンズにある州立大学「LSU Health Sciences Center」に通う2年生のヘザー・デュプレシさん(Heather Duplessis)とローレン・バグナリスさん(Lauren Bagneris)は、学業が忙しくなる前に2人で旅行に出かけることにした。
ギリシャへ向かう飛行機に乗っていると、機内で体調不良を訴える乗客が出たようで、乗客の中に医療従事者がいないか確認するアナウンスが流れたという。
2人は様子を見守っていたものの誰一人名乗り出る者はいなかった。この状況にヘザーさんとローレンさんは医学生であると身分を明かし、患者の様子を診ると名乗り出たのだ。
体調不良を訴える女性の容体を確認すると、低血糖とみられる症状や高熱が確認された。また女性は糖尿病を患っており、長時間食べ物を口にしていなかったということも判明した。2人は熱を下げるために女性の身体を冷やし、機内にあったジュースや食べ物で糖分の補給を行った。
淡々と作業をこなしているように感じるが、