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writer : ac

【海外発!Breaking News】世界に約100人、鼻のない8歳女児「手術で新しい鼻ができるのを心待ちに」(北アイルランド)<動画あり>

「いい匂いを嗅ぐことができないのは残念だけど、悪臭を感じないってのは最高よ」とジョークを交えて話す。

そんなテッサちゃんは2歳の時、世界で初めて3Dプリンタを駆使した鼻のインプラント手術を受けた。鼻は発育に応じて手術が必要で、テッサちゃんが4歳の時、医師らはより大きな鼻にするために手術を実施。しかしながら術後、縫合不全などによる感染症に罹り、形成された鼻は切除されたのだった。

最初の人工鼻の手術を受けた後のテッサちゃん(画像は『Tessa; Born Extraordinary 2021年6月5日付Facebook「Absolutely thrilled to share Tessa’s Born Different video」』のスクリーンショット)

それから4年が経過し、テッサちゃんには来年、ロンドンの「グレート・オーモンド・ストリート小児病院」のジュリン・オン(Juling Ong)医師が率いるチームが、最先端のデジタル技術を駆使した新しい鼻のインプラント手術を計画しているという。

テッサちゃんはこの手術を心待ちにしているそうで、「怖くないといいな」とちょっぴり心配しながらも「本当に待ちきれないの。だって新しい鼻ができたら幸せになれるもの。そうして最初にしたいことは、眼鏡をかけることよ!」と嬉しそうに語った。

底抜けに明るいテッサちゃん(画像は『Tessa; Born Extraordinary 2021年2月28日付Facebook「It’s #RareDiseaseDay」』のスクリーンショット)

グラーニアさんによると、テッサちゃんは生まれながら匂いを感知する脳の一部が欠損しているため、たとえ鼻孔を作ったとしても匂いを感じることはないという。それでも「テッサは良い意味で多くの人の期待を裏切ってきたの」と娘の芯の強さを褒め、「鼻がない今のままでも十分ゴージャスだと思うけど、来年の手術の成功を願っているわ」と続けた。

またテッサちゃんの父ネイサンさん(Nathan)も「あの子が部屋に入ってくると、どんな場所でもムードが一気に明るくなるんだよね。テッサはみんなをハッピーにしてくれるんだよ」と語り、娘の底抜けの明るさを絶賛した。

きょうだいと一緒のテッサちゃん(画像は『Tessa; Born Extraordinary 2021年3月14日付Facebook』のスクリーンショット)

そしてテッサちゃん自身はというと、最後に「BAM症候群だからといって、何もしないでいるということはないわ!」としっかりとした口調で語り、今後も病気に負けず様々なことに挑戦していくことを明かした。

画像は『Tessa; Born Extraordinary 2021年6月5日付Facebook「Absolutely thrilled to share Tessa’s Born Different video」、2021年2月28日付Facebook「It’s #RareDiseaseDay」、2021年3月14日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)

病気には屈しないと語るテッサちゃん(画像は『Tessa; Born Extraordinary 2021年6月5日付Facebook「Absolutely thrilled to share Tessa’s Born Different video」』のスクリーンショット)

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