最愛の人に「人生を共に生きていきたい」と思いを伝えるプロポーズ。素敵なものにしたいと趣向を凝らす人もいるが、緊張も相まってときにはとんでもないアクシデントが起こっているようだ。部屋を全焼したり、雪山で滑落したり、指輪を失くしたり…とこれまでプロポーズにまつわりさまざまな災難が発生している。
まず大変な災難に見舞われたのは、英サウスヨークシャーの都市シェフィールドに住むアルバート・エンドリューさん(Albert Ndreu、26)とバレリヤ・マデヴィックさん(Valerija Madevic、22)のカップルだ。バレリヤさんへのプロポーズを「彼女にとって特別な日にしたい」と考えたアルバートさんは、2週間かけて念入りに準備を行った。そして約60個の風船を部屋に飾り付け、約100本のキャンドルを並べて炎で「MARRY ME?(結婚してくれる?)」という文字を作り、満を持して2020年8月3日の夜にバレリヤさんを迎えに行った。
ところが2人がアパートに戻ると、部屋のドアから黒い煙が出ているではないか。2人は階段を下りて避難したが、急遽その階段下でアルバートさんはプロポーズを決行。ひざまずいて婚約指輪を見せながら「結婚してくれ」と伝えると、バレリヤさんは「イエス」と答えた。
綿密に準備したにもかかわらず思い描いていたプロポーズとは全く異なってしまった上に、部屋は全焼。アルバートさんは「上手くいかなかったらどうしようと心配しましたが、まさか火事になるとは思いもしませんでした」と語っている。バレリヤさんは「間違いなく人生で一番素敵な日になったわ。家は替えが利くけれど、私達の愛に代わるものなんてないわ」とコメントし、結婚式には特別ゲストとして消防士を招待する予定だという。
また2021年1月にはオーストリアのケルンテン州ファルケルト(ライヒェナウ)の雪山で、