既に歯の根管が侵されていたため歯科医からは「全て抜いて入れ歯にするしかない」と言われたそうだ。
結局、ブリタニーさんは全て抜歯し、総入れ歯を装着することにした。しかし入れ歯を装着した状態で食事をすると噛むたびに歯茎に痛みを伴うためまともに食事が摂れず、体重が79ポンド(約35.8キロ)まで落ちてしまい、入れ歯の装着をやめてしまったという。
現在のブリタニーさんは幼い子供達の母親で薬物の使用はないものの、歯が無いことで他人から心無い言葉を向けられることも度々あったようだ。また食事が摂れないことから栄養チューブを使用することも視野に入れていた。
その矢先にブリタニーさんは「スマイル・アゲイン・デンタル」のことを知ることとなり、Instagramを介してケニー・ウィルステッド医師(Kenny Wilstead)に連絡を取った。ウィルステッド医師には自分の過去の出来事について語り、治療を受けることにした。
ウィルステッド医師はブリタニーさんの歯茎に総入れ歯がきちんと固定され、脱着可能なように施術した。そしてブリタニーさんが総入れ歯を装着すると、眩しいばかりの笑顔を見せた後に感極まって涙していた。
その後ウィルステッド医師は妻とともに、ブリタニーさんの歯茎に痛みが生じないかの確認も兼ねて彼女を食事に誘ったようだ。彼のInstagramには笑顔で食事を摂るブリタニーさんの姿があった。
なおブリタニーさんが受けた治療は約3万ドル(約327万円)もかかったそうだが、その支払い方法については伝えられていない。
画像は『Dr. Kenny the “tooth fairy” 2021年3月11日付Instagram「She thought she killed her brother」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)