エリザベス女王が、先月にペットとして迎え入れた2匹の子犬に“ファーガス(Fergus)”と“ミック(Muick)”という名前を付けた。これらの名前にはエリザベス女王と王族にとって大切な思いが込められているという。『The Sun』などが報じた。
先月16日にエディンバラ公フィリップ王配が入院した後、ウィンザー城で暮らすエリザベス女王のもとに2匹の子犬が届けられた。英国でのロックダウン中、女王と王配はほとんどの時間をウィンザー城で過ごしていたが、王配が入院してからは女王と限られたスタッフのみが城内に滞在していた。なお王配は英時間3月16日に退院し、ウィンザー城に戻ったことが伝えられている。
大変な愛犬家であるエリザベス女王は、これまでにコーギー犬を数匹飼っていたが、昨年に“バルカン”が天国へ旅立った後、残ったロイヤルドッグは“キャンディ”1匹だけとなっていた。
『The Sun』によると、エリザベス女王は新たに迎えた子犬達に、それぞれ“ファーガス(Fergus)”と“ミック(Muick)”と名付けたという。実はこれら2つの名前には、女王と王室にとって大切な思いが込められていたのだ。
“ファーガス(Fergus)”と名付けられた子犬は、ダックスフンドとウェルシュ・コーギーの交雑種だ。この名前は、女王の叔父ファーガス・ボーズ=ライアン氏(Fergus Bowes-Lyon)から取られたものだ。ファーガス氏はエリザベス女王の母クイーンマザーの実兄で、1915年9月に第一次世界大戦中のフランスで勃発した「ルーの戦い」で戦死した。
もう1匹の子犬には“ミック(Muick)”と名付けられたが、