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writer : ac

【海外発!Breaking News】ホッキョクグマを見世物にするホテルがオープンで物議「刑務所よりひどい」「病んでしまう」(中国)<動画あり>

慣れ親しんだ土地から連れ去られ、コンクリート床の檻のなかで一生を暮らすように言われたら…。このたび中国の黒竜江省ハルビン市で「どの客室からも24時間、ホッキョクグマを見ることができる」と謳うホテルがオープンし物議を醸している。『The Sun』『Oddity Central』などが伝えた。

黒竜江省ハルビン市にある水族館とテーマパークからなる「ハルビン極地館」の敷地内に今月12日、世界初の“ホッキョクグマのホテル”がオープンした。

約16億8千万円(1億元)が注ぎ込まれたというそのホテルは、ロシアと日本のデザイナーが手掛け、展示スペースを中心に21の客室が作られた。仕切りとして使われたのは33枚の強化ガラスで、各部屋から24時間、2頭のホッキョクグマを観察できる。1部屋のお値段は1泊約3万2千円(1888元)から約4万9千円(2888元)と決して安くはないが、試用期間中の予約はすでにいっぱいだという。

決して安くはない客室の中(画像は『The Sun 2021年3月9日付「‘PROFITING FROM MISERY’ Bizarre ‘polar bear hotel’ where guests can watch miserable beasts from their rooms is slammed by activists」(Credit: Harbin Polarland)』のスクリーンショット)

しかしながらこのホテルがオープンするやいなや、動物愛護家らから抗議の声が殺到した。実は2頭のホッキョクグマが暮らすのは自然とは程遠いコンクリートの床の上で、岩や雪はペンキを塗って作られた偽物なのだ。またプールは2つあるものの、ホッキョクグマが満足できるとは到底思えぬほど小さいのである。

狭いプールで泳ぐホッキョクグマ(画像は『The Sun 2021年3月9日付「‘PROFITING FROM MISERY’ Bizarre ‘polar bear hotel’ where guests can watch miserable beasts from their rooms is slammed by activists」(Credit: Harbin Polarland)』のスクリーンショット)

動物の倫理的扱いを求める人々の会(PETA)のアジア支部副会長であるジェイソン・ベーカー氏はホテルを猛烈に批判し、

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