
誕生日当日には全てを読み切れなかったというリリアンさんは「私はこの老人ホームで過ごして、本当に幸せです。ここは私の家も同然です」と大量の手紙とプレゼントに圧倒されつつも喜んだ。
同老人ホームのスタッフ、ステイシー・デブニーさん(Stacey Debney、32)は「私達スタッフも、こんなにたくさんの手紙やプレゼントを送っていただけるとは思っておらず、本当に驚きました。おそらくロックダウンの最中でも誕生日を迎えるリリアンさんを元気づけたいと思ってくれた親切な方がたくさんいたのだと思います」と話している。
届いたプレゼントの中にはカゴやテディベア、ウィッグ、ティアラなどがあり、そのどれもがリリアンさんの大好きな紫色で統一されていたという。これらを身に着けてレッドカーペットの上を歩いたリリアンさんは、まるでエリザベス女王のような気分で100歳の誕生日を満喫したそうだ。
この他にも、地域に住む裁縫を仕事にしている人から紫の特製ドレス、警察官からはジグソーパズル、消防隊からはビデオメッセージなど各方面からお祝いが届いたそうだ。
「リリアンさんは普段はとても礼儀正しく控えめで『紅茶と数枚のビスケットがあればそれで幸せ』と言っているくらい、多くのことを望まない人です。なのでこれだけの注目を浴び、盛大なお祝いを受けるのに相応しいと思いますね。」
「多くの人のおかげで、本当に素敵な一日になりました。リリアンさんは少し疲れた様子を見せていましたが、終始笑顔で楽しんでいました。手紙を読み切るのに、おそらく1か月くらいはかかるでしょうね。」
そう明かすステイシーさんは、他の入居者にも同じくらい盛大な誕生日を準備したいと意気込んでいる。
画像は『Country Court Care 2021年2月17日付「Heartlands Care Home roll out the red carpet for Birthday Queen Lillian」』『Heartlands Care Home 2021年1月28日付Facebook「Our Customer Relations Manager, Stacey reached out to the community for one of our lovely residents who will be turning 100 on the 13th February!」、2021年2月13日付Facebook「Well the big day has finally arrived and it has been everything we wanted and more!」、2021年2月16日付Facebook、2021年2月14日付Facebook』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 iruy)