北朝鮮では、市民は我々が使うインターネットではなく北朝鮮国内でのみ使用できるイントラネットを使用している。そのためGoogle検索はもちろんのこと、FacebookなどのSNSによる情報を得ることができないそうだ。これは北朝鮮当局における徹底的な情報統制のためだと言われている。そしてこのほど、同国の漁船の船長が沖合で海外のラジオを聞いていたために当局によって処刑されてしまったという。『Radio Free Asia』『New York Post』などが伝えた。
米政府系ラジオ放送局『ラジオ・フリー・アジア(RFA)』が今月17日、「北朝鮮当局がRFAを聞いていた漁船の船長を公開処刑した」と伝え、多くのメディアが注目した。
RFAによると今月16日に北朝鮮の北東部に位置する咸鏡北道の法執行機関の当局者から、本件についてRFA韓国サービスに報告があったとのことだ。その情報によると、名前が「チェさん」とだけ伝えられている40代の男性が、今年10月中旬に北朝鮮では禁止されている海外のラジオを聞いていたことにより、当局によって公開処刑されたという。
当時チェさんは50隻もの漁船を管理する船長として働いており、海洋に出ると度々禁止されていた海外のラジオを聞いていたそうだ。実はチェさん、若かりし頃に軍で無線通信士として働いており、