肉や魚を食べないベジタリアンや卵などを含めた動物製品を摂らないヴィーガンなど、食にこだわりがある人は日本でも増えてきている。体質が良くなるからと自分の信念で貫くのは問題ないが、このほど動物愛護のためにヴィーガンを貫く女性が肉屋の前でその必要性を訴えた。突然の営業妨害に肉屋の店員は憤慨し女性を追い出したというが、彼女の行動には賛否両論の声が寄せられている。『7NEWS.com.au』などが伝えた。
過激な動物愛護活動家として知られているタッシュ・ピーターソンさん(Tash Peterson)が今月24日午前、動物愛護を訴えるためにオーストラリア西オーストラリア州パースにあるショッピングモールに現れた。
タッシュさんは肉屋を象徴する真っ白なエプロンと長靴を身につけ、それらを血のりで赤く染め、両手には大きな豚の頭を抱えている。
撮影された動画には、ショッピングモール内の肉屋の前に立ったタッシュさんが大声で「動物たちは窒息死させられているのです」など叫んでいる様子が映っている。すると肉屋のカウンターにいた女性店員が、カウンターを乗り越えてタッシュさんに近づき「今すぐここから去りなさい!」と怒りを込めて叫んだ。
しかしタッシュさんは店員の声を気にせず、歩き回りながらスピーチを続けている。タッシュさんはのちにFacebookで「ただ食肉産業の真実を話しているだけなのに、なぜ彼女はこんなにも怒っているの?」と投稿していた。
女性店員に怒鳴られても譲らないタッシュさんは、