12月9日は俳優マイケル・ダグラスにとって特別な日である。この日は今年2月に亡くなった父カーク・ダグラスの誕生日なのだ。存命であれば104歳の誕生日を迎えるはずだったその日、息子のマイケルとその妻キャサリン・ゼタ=ジョーンズはそれぞれのSNSにカークへの思いを綴っている。
1940年代からハリウッド映画に出演し、『突撃(原題:Paths of Glory)』(1957年米公開)や『スパルタカス(原題:Spartacus)』(1960年公開)などで人気を博したカーク・ダグラスが、103歳の生涯に幕を閉じたのは今年2月5日のことだった。映画界の黄金期を支える傍ら、人道主義者として市民のために命を燃やした偉大なレジェンド、カークの死はハリウッドを大きな悲しみに包んだ。
あれから約10か月が経った今月9日、存命であれば104歳を迎えるはずであったカークの誕生日に、息子で俳優のマイケル・ダグラス(76)はSNSに短い動画をアップし、たくさんの思い出の写真とともに生前カークから授かったアドバイスを回想した。
「父が僕にくれた最高のアドバイスは、何をするにおいても自分の力を最大限まで出しきりなさい―というものでした。1つの仕事を終えた時、やり尽くしたという思いで立ち去れるように。そしてそのあとは忘れること。最善を尽くしたのだから、その場に立ち止まっていてはいけない。振り返ってはならない。」
そう語るマイケルはこのトリビュート動画に
「ハッピーバースデー、お父さん。あなたに会いたい。愛を込めて、マイケル」
と言葉を添え、