青ざめることとなった。なんと片手にハーレイ君の腕、そしてもう片手に彼の脚を掴んでいたのだ。
息子2人を救ったものと思ったショーンさんだが、残念なことにザック君をトレーラーハウスの中に置いてきたままだということに気づいた。すぐにトレーラーハウスに戻ろうとしたが、時すでに遅く炎は勢いを増しておりザック君を救うことができなかった。
のちに消火にあたった消防隊と警察によってザック君の遺体が確認され、ザック君の死が自宅にいたエリンさんに伝えられた。エリンさんはショックで地面に崩れ落ちるように倒れ、泣き叫んだそうだ。
一方でハーレイ君とショーンさんは火傷を負っていたことから病院に搬送された。ハーレイ君の火傷は重症で一時期は昏睡状態に陥り、医師から「生存できる可能性は少ない」と言われたという。
しかし幸いにもハーレイ君は治療の甲斐あって、命を落とす危険は無くなった。そのハーレイ君は、意識が戻った後すぐに「ザックが死んじゃった」とつぶやいたそうで、エリンさんは非常に胸が痛くなる思いがしたと明かしている。
今回の火災は警察の調べにより、偶発的に発生したものとして処理された。気持ちの整理がつかない様子のエリンさんだったが、順調に回復しているハーレイ君の元気な姿を見て励まされているという。
画像は『Mirror 2020年10月21日付「Dad thought he’d saved both sons, 3 and 4, from caravan fire – but had only grabbed one」(Image: Erin Harvey / SWNS.COM)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 MasumiMaher)