世界中で後を絶たない新生児や乳児の遺棄事件だが、このほどメキシコで歩道に捨てられていた新生児のそばに悲痛なメモが添えられていた。そのメモには新生児の母親が亡くなったことが綴られていたという。『The Sun』『Mexico New Daily』などが伝えている。
メキシコのサカテカス州トラルテナンゴ市の歩道で今月10日の朝、ピザの空き箱に入れられて捨てられていた生後1週間ほどと見られる男の子の新生児が保護された。
のちに新生児は政府の市民保護局に預けられ、健康状態を確認するために病院へと連れて行かれた。同局がFacebookに投稿した内容によると、捨てられた新生児にはメモが添えられており、このように綴られていた。
「誰か私の孫の世話をお願いします。私の娘はこの子を出産している最中に亡くなってしまいました。私はこの子を育てていく経済的な余裕がありません。この子の人生がより良いものとなり、神が私を許してくれることを願っております。」
新生児の祖母であろう人物が書いたメモには、多くの人が心を痛めたようだ。またこの件についてトラルテナンゴ市のミゲル・アンヘル・ヴァレラ・ピネード市長(Miguel Ángel Varela Pinedo)が知るところとなり、