ニコール・キッドマン(53)が、過去の身内や友人の突然死によるショックから数年間立ち直れなかったことを告白した。尊敬する映画監督や友人、さらに父親や妹の元夫の突然死が相次ぎ、恐怖に打ちひしがれたニコールはセラピストからの手助けを得ているという。
現地時間16日、『Sydney Morning Herald』がニコール・キッドマンへのインタビュー記事を掲載した。インタビューでニコールは、身内や友人達の突然死に衝撃を受けて大きな恐怖を感じるようになった―と明かした。
1999年、ニコールは当時の夫トム・クルーズと共演した映画『アイズ・ワイド・シャット』(1999年)の監督を務めたスタンリー・キューブリックの突然の死に非常にショックを受けた。当時70歳だったキューブリック監督は同映画の編集完成直後、心臓発作で突然死した。ニコールにとってキューブリック監督は、最も威圧的かつ影響力を与えた人物だったという。
さらにその後、ニコールの周囲で悲劇は相次いだ。2005年、友人のロバート・マッカンさんが急死。2014年には父親で臨床心理学者のアントニーさんが、シンガポールで暮らすニコールの妹でテレビ番組の司会者アントニア(50)を訪問中に滞在先のホテルで心臓発作により急逝した。次いで2015年、アントニアの元夫アンガス・ホーリーさん(Angus Hawley)がビジネスで訪問中のニューヨークで急死したのだ。
ニコールは、大切な人達の相次ぐ突然死が自身の心に多大な影響を与えたとして次のように述べている。
「死というものを、突然の出来事として知らされたわ。誰かの死を時間をかけて看取ったのではないの。突然のごとく連れて行かれたのよ。」
「それが私の周りで何度も起こっている。このことを口にするのさえ怖いの。また同じことが起こるんじゃないかとビクビクしてしまうから。未だに恐怖心が残っているのよ。ものすごく大きな恐怖を感じている。誰でも、少しは感じているんじゃないかしら?」
そしてニコールは身内の突然死によるショックと恐怖心から立ち直るため、