現地時間6日にがんのため他界したギタリストのエディ・ヴァン・ヘイレン(享年65)との思い出を、米ロックバンド「KISS」のジーン・シモンズがイギリスの朝の番組で語った。エディの才能を発掘した人物であるジーンは涙を隠すために帽子とサングラスを着用し、エディの人物像についても明かした。
エディ・ヴァン・ヘイレンの訃報が伝わった翌日の英時間7日、「KISS」のジーン・シモンズ(71)がイギリスの朝の番組『グッド・モーニング・ブリテン』に出演した。
1973年に結成されたロックバンド「KISS」のベースとヴォーカルを担当したジーンは、ライブハウスで演奏していた「ヴァン・ヘイレン」を発掘し、彼らのデモテープ制作をプロデュースした人物だ。
カナダのブリティッシュコロンビア州から『グッド・モーニング・ブリテン』に生リモート出演したシモンズは、エディとの思い出を司会者ピアース・モーガンとスザンナ・リードに話した。
「俺はずっと忘れないだろう。彼らがクラブで演奏を始めた頃、そのスタート地点に俺は居合わせた。そこでエディ・ヴァン・ヘイレンが爆発するという現象を、目の当たりにしたんだ。」
「エディは感情をこめてプレイした。ギターを独学で学んでね。皆が見たのは驚異的なものだったんだ。彼らがヘッドライナーを務めた時のことは決して忘れない。初めてニューヨークに来た時、俺はバックステージに行ったんだが、その場は興奮状態だったよ。エディは満面の笑みでね。そしてそれが最も悲しい…。」