現在はバス内の防犯カメラや運転手への聞き取りなど徹底した内部調査が行われているそうだ。
イギリス全土ではバスや鉄道、フェリー、航空機など公共交通機関を利用する際には乗客がマスクなどで顔を覆うことが6月15日から義務付けられた。顔を覆っていない場合は乗車が認められず、罰金が科せられることもあるという。
グロスターシャー大学でサイエンス・コミュニケーションを教えるアダム・ハート教授は、ヘビをマスク代わりに使うことについて『Metro』にこう説明する。
「当然のことながら、ヘビのマスクに関する研究はありません。しかし、これが新型コロナウイルスの蔓延を減らす効果的な使い方ではないと、我々は自信を持って言えます。」
「ヘビが巻いたとぐろには空間があるため、男性は呼吸することができますが、同時にウイルスが通過することも可能なのです。率直に言ってとんでもないマスクですよ。」
「写真からは、このヘビはニシキヘビのように見えます。毒はありませんが、圧縮して獲物を殺します。専門業者は扱いに慣れていますが、首に巻きつく可能性がある位置に置くことは明らかなリスクとなります。」
男性はマスクを着用せずに乗車したが、乗客や運転手から注意は受けなかったようだ。そのことについて、写真を見た人から次のようなコメントがあがっている。
「なぜ彼はバスに乗っていたの? 何かがおかしい。バスの運転手は乗車を拒否すべきだった。」
「ヘビはサルモネラ菌を運ぶそうなので、顔の周りに巻くべきではないと思う。」
画像は『Metro 2020年9月15日付「Man uses snake as a face mask on bus through Manchester」(Picture: MEN Media)』『Mirror Online 2020年9月15日付「Man spotted on bus wearing snake round his neck instead of face mask」(Image: Alison Jones)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)