今年3月に英王室を離脱したヘンリー王子・メーガン妃夫妻が、先日大型契約を交わした「Netflix」を通じて本格的に映像制作に乗り出すようだ。メーガン妃はなかでも「Black Lives Matter(BLM)」創設者の1人である女性にスポットライトを当てたドキュメンタリー番組の制作に意欲を見せていることを英紙『Mirror』などが伝えている。
今月初め、映像ストリーミング配信大手「Netflix」と複数年におよぶ大型契約を結んだことが報じられたヘンリー王子・メーガン妃夫妻。2人は今後、独自に設立した夫妻のプロダクション会社を通じてドキュメンタリーや映画、子供向け番組などの制作に携わる予定だそうで、一部では夫妻の「Netflix」との契約金は5000万ドル(約53億円)~1億5000万ドル(約159億円)と伝えられている。
そんな夫妻は、ノンフィクションや家族向け番組など有益かつポジティブな作品を幅広く提供していく意向で、それらを通じて人々に希望を与えたり、何かしらのアクションを起こすきっかけとなるような力強いコンテンツの提供に尽力していきたい―と抱負を明かしていたが、どうやらメーガン妃は「Black Lives Matter(BLM)」創設者の1人パトリス・カラーズさん(パトリッセ・カラーズさん/Patrisse Cullors)の生き様に焦点を当てたドキュメンタリー番組の制作に意欲をのぞかせているようだ。
アーティスト、作家として活躍する傍ら、アリシア・ガルザさん、オパール・トメティさんとともに2013年に「Black Lives Matter(BLM)」を創設したパトリスさんは、ロサンゼルス出身の36歳。パトリスさんは2012年、当時17歳の黒人青年トレイボン・マーティンさんがフロリダ州の住宅街にて自警団員ジョージ・ジマーマンと口論の末に胸を撃たれ死亡した事件で、殺人罪に問われたもののジマーマン被告に無罪評決が下ったことに異議を唱え「Black Lives Matter(BLM)」を立ち上げた。
関係者が英紙『Mirror』に伝えたところによれば、