中国では少し前に習近平国家主席が「食べ物を粗末にしないように」と国民に訴えたばかりだが、同国で3歳になる娘に必要以上に食事を与えてその様子を動画配信していた両親に「虐待ではないか」といった非難の声が多数あがっているようだ。『The Sun』や中国メディア『熱備資訊』などが伝えた。
中国の動画配信サービス『西瓜視頻』で、3歳の女児ペイチーちゃん(佩琪)の食事する様子を捉えた動画が人々の注目を集めた。
両親は昨年10月、同動画サイトにペイチーちゃんのアカウントを開設し、娘にフライドチキンやハンバーガー、インスタントヌードルといった高カロリーの食事を与え、ペイチーちゃんが無心に食べる様子を動画に撮影して配信していた。
そのためペイチーちゃんはわずか3歳で体重が38キロ以上もあり、しかも両親は「約50キロを超えるまで食べさせたい」と話していたという。しかしペイチーちゃんは投稿された動画の中で「もう食べたくない」と懇願することもあったようだ。
そんなペイチーちゃんの動画は視聴回数が多いものでも55万回以上を記録し、両親はそこから収入を得ていたようだ。だがペイチーちゃんの両親に対して「これは児童虐待だ」「娘を金を生む牛として利用すべきではない」といった非難の声が集まりだした。
そのため現在、ペイチーちゃんの動画アカウントは停止されている。人々の非難の声に対して両親は「娘は健康そのもので楽しむために動画を撮影していた」と主張しているが、