中国や韓国では犬食文化が根強く残っており、先月に中国玉林市で開催された「ユーリン犬肉祭り」に続いて韓国では今月16日、犬肉料理を食べる「ボクナル(犬肉スープ祭)」が始まった。そして今年も動物保護の活動家により、韓国の食用犬農場から100頭以上もの犬が救われたという。『LADbible』『VICE』などが伝えている。
韓国では毎年7月から8月の間に、犬肉料理を食べる「ボクナル(犬肉スープ祭)」が開催される。今年は7月16日、26日と8月15日を中心に韓国のあらゆる地域で犬肉が食され、普段は食べない人も「ボクナル」の時期には犬肉レストランを訪れるため、行列ができる店もあるほどだ。
世界最大級の動物保護団体「ヒューメイン・ソサイエティー・インターナショナル(HSI)」によると、韓国では毎年国内で年間200万頭の犬が食用犬農場で飼育され、ボクナルの時期には100万頭以上もの犬が屠殺されているそうだ。
そして今年もまたHSIが、韓国の動物保護団体「Save korean dogs」とともに犬の救出のために立ち上がった。同団体はボクナルの開催前に、数か月を費やして100頭以上もの犬を食用犬農場から救出することができた。
救出された犬はHSIによって今月16日に韓国からアメリカへと空輸され、バージニア州、ペンシルベニア州、ニュージャージー州、メリーランド州、ニューヨーク州の動物保護施設へと送られ、その後は各団体が犬達の新しい家族を探す予定だ。
ちなみにニュースメディア『VICE』によると、