世界各国の店頭から消えた消毒剤が、今は以前よりも手に入れやすくなっているようだ。しかしイギリスで公共の場に設置されたハンドサニタイザーのディスペンサーが、飲酒目的で破壊されるという事態が起きている。『Metro』『LADbible』などが伝えた。
イギリス国内ではパンデミックの影響を受けて、膨大な数のハンドサニタイザーのディスペンサーが公共の場に設置されている。このディスペンサーが心無い者によって破壊され、中の液体消毒剤が盗まれる事態が相次いでいるという。
英サウス・タインサイド、サウス・シールズのヌークにあるショッピングセンターでは、14か所設置されたディスペンサーのうち7か所が修復できないほど破壊されていた。また目撃情報によると、3人の男がディスペンサーを破壊して中に入っている液体消毒剤を持っていたボトルに移し変えて飲んでいたとのことだ。
教育情報サイト『ThoughtCo.com』によると、エチルアルコールまたはエタノールが原材料のハンドサニタイザーを飲用すると酔ってしまうこともあるようだが、それら消毒剤には危険な化学物質が含まれていることを指摘している。
英ヨークに拠点を置く廃棄物を処理する「ビジネス・ウェイスト社(Business Waste)」では、何千もの破損したディスペンサーを回収する契約を行政と結んでいるが、