イギリスの農場で飼われていた羊が何者かに襲われ、生きたまま火を付けられたというニュースが届いた。羊は獣医のもとに運ばれたが、重傷だったため安楽死となった。『Farmers Weekly』『Mirror』などが伝えている。
被害に遭ったのは、イングランド東部リンカンシャーにある農場で飼育されていた3頭の羊だ。警察によると犯行は7月17日から18日にかけて行われたとされており、3頭の羊は四輪駆動車に轢かれ、うち1頭はそのまま死んでしまった。残りの2頭は何とか生き延びたものの、生きた状態のまま何者かに火を付けられたという。
羊を飼育していたトム・フレンチさん(Tom French)は、発見当時のことを「隣人が羊が死んでいることを教えてくれたんです。駆けつけると1頭が車に轢かれ、足を焼かれて死んでいました。その後に生きている羊を見つけましたが、背中に液体のような物を掛けられて火を付けられたようでした」と話しており、写真には背中が黒く焼けてしまった羊が写っている。
発見当時2頭の羊が生き残っていたが、重傷を負っていたために安楽死させられた。トムさんは「過去には犬に襲われたことがありましたが、今回のような事件は初めてです。生きた動物に火を付けるなんて理解できません」と犯人に対する怒りをあらわにしている。
野生動物犯罪捜査員のマーティン・グリーンさん(Martin Green)は「これは非常に恐ろしい事件で、残念なことに意図的な犯行です。犯人を裁判にかけるため調査を進めています」とコメントしている。
トムさんの農場では、