注文した覚えのないファストフードが、何度も家に届くという奇妙な体験をしている男性のニュースが届いた。さらにこの謎の配達は9年もの間、続いているというのだ。時には深夜2時に届くこともあり、男性は困惑している。『The Independent』『Daily Star』などが伝えた。
何度もファストフードが配達されているのは、ベルギー北部トゥルンハウトに住むヤン・ファン・ランデゲムさん(Jean Van Landeghem、65)の自宅だ。始まりは9年前、呼び鈴が鳴りドアを開けてみると配達員がたくさんのピザを持って立っていたという。注文していなかったヤンさんは驚いたが、その時は配達先を間違えただけだろうと思ったそうだ。
しかしこの日を境に悪夢の配達が始まったのだ。配達されるのはピザだけでなく、ケバブなど周辺にある多様なファストフード店から届くという。ヤンさんは「平日だろうが週末だろうがどんな時間でも配達員はやって来ます。時には夜中の2時に届いたこともあり、ぐっすり眠れないんです。配達のバイクの音がするだけで震えてしまいます」と話しており、昼夜問わずいつやってくるか分からない身に覚えのない配達に困り果てている。
配達される量も日によって異なるそうで、昨年の1月にはたった1日で10件の違う店から配達があり、そのうちの1件からは14枚ものピザが届いたそうだ。ヤンさんはこの日のことを「ピザの恐怖」と呼んでいる。
ヤンさんは毎回その場で配達を断っているので、