玩具、腕時計、電子ゲームなどの小型機器に使われているコイン型リチウム電池は、誤飲すると食道や胃などの粘膜を短時間で損傷させ、重症化することも多い。このたびロシアで、12歳になったばかりの少女がこの危険な電池を誤飲し、1週間後に死亡していたことが明らかになった。『The Sun』『New York Post』などが伝えている。
ロシア西部ブリャンスク州ジューコフカ(Zhukovka)に住むヴァレリア・マカロワちゃん(Valeria Makarova、12)は先月、腕時計のコイン型リチウム電池を誤飲してしまった。両親はすぐに娘を地元の病院に連れて行ったが、医師は「自然に排出されますから問題ないでしょう」とだけ伝えて帰宅させていた。
数日後、ヴァレリアちゃんは吐血して苦しみ出したことから驚いた両親は別の病院へ連れて行った。医師はレントゲン検査を行ったが誤飲した電池を発見することができず、ヴァレリアちゃんの容態は悪化。この時すでにコイン型リチウム電池は食道に癒着しており、ヴァレリアちゃんは誤飲してから1週間後に心停止で亡くなってしまった。
一家の友人によると、ヴァレリアちゃんは腕時計の電池を交換していた際に、反射的にコイン型リチウム電池を口に入れて飲み込んでしまったという。酷く苦しんだ末に死亡したことも分かっており、