予想外のタイミングで陣痛が起こり、想定していなかった場所で出産した―という話をまれに聞く。そのような急なお産で赤ちゃんが無事に生まれ、母子ともに体調に問題がないだけでも大変喜ばしいことだが、変わった場所で生まれたためにその誕生を祝して“太っ腹なギフト”が贈られるラッキーもあるようだ。
2017年6月18日、サウジアラビアのダンマームからインドのコーチへ飛行中のインド航空会社「ジェットエアウェイズ」ボーイング737の機内で妊婦が急に産気づいた。幸い搭乗していた救急救命士やCAがお産を手伝い、赤ちゃんは機内で無事に誕生した。実はインドを拠点とする航空会社で飛行中に赤ちゃんが生まれたケースはこれが初めて。そこでジェットエアウェイズはこの赤ちゃんに一生分の航空券を無料で提供するという破格の誕生日プレゼントを贈ったのだ。
これ以前にも機内で生まれた赤ちゃんに航空会社がプレゼントを贈ったケースはいくつかある。同じく一生分の航空券をプレゼントしたのは、航空会社「エアアジア」。2009年にマレーシアのペナンからクチン行きのわずか2時間ほどのフライトの途中で赤ちゃんが機内で誕生し、この赤ちゃんには一生分の航空券を無料にするという太っ腹な約束がなされた。
他にも「ブリティッシュ・エアウェイズ」は1990年にガーナからロンドン行きの機内で生まれた赤ちゃんに、18歳の誕生日にファーストクラスの航空券をプレゼント。またヴァージン・アトランティック航空では、赤ちゃんが21歳の誕生日を迎えるまで―という期限付きで航空券代を無料にすると約束した。2016年8月には、