結婚の誓いで「死が二人を分かつまで」というフレーズがあるが、イギリスの94歳の男性は長年連れ添った妻を昨年亡くし、高齢者介護施設で暮らしていた。この男性が亡くなった妻を深く愛していたことを知った同施設の女性スタッフは彼のためにあるプレゼントを贈ったところ、男性は感極まってしまったという。『New York Post』『BBC News』などが伝えている。
英ランカシャーの介護付き施設「シスルトン・ロッジ」で暮らすケン・ベンボウさん(Ken Benbow、94)は、昨年8月に71年間連れ添った妻のエイダさん(Ada)を亡くし、この施設で暮らすことになった。ケンさんは毎晩、エイダさんの写真に話しかけては、その写真をベッドのそばに置いて眠っていた。
そんなケンさんの愛情深い姿に同施設で働くキア・トービンさん(Kia Tobin、17)は心を動かされたようで、ケンさんがエイダさんをもっと近くに感じられるように、あるアイデアを思いついた。
そして後日、キアさんはケンさんの部屋を訪れ、プレゼントとしてクッションを手渡した。突然のプレゼントに不思議に思いながらもクッションを手に取ったケンさんは、笑顔とともに驚きの声をあげた。それもそのはず、クッションには亡くなった妻エイダさんの顔写真がプリントされていたのだ。
感極まったケンさんはクッションを両手で優しく抱き、