
その後ビューティブロガーとして確実にファンを増やしていった。ケイトリンさんは、メイクについて次のように語っている。
「タップダンスをしていた私はヘアをアレンジしたり、真っ赤なリップを付けるのが好きだったの。入院中もメイクのチュートリアルのYouTubeを見ていて、これなら私にもできると思ったわ。自分も楽しめるし。」
「四肢を失ってから自分を受け入れられるようになるまでは、長い時間がかかったわ。時間が経つにしたがって『今までの自分とは違う』ということをリアルに感じるようになったの。」
「YouTubeやInstagramにメイクをする自分の姿を投稿するのは大好きだわ。だって私が得意なことだし、前向きになれるから。それにメイクの仕方を教えることで、他の人の助けもなるでしょう。落ち込んでベッドから出られない人たちには、私を見てもらって『メイクをしたい』と思えるようになったら嬉しいわ。」
現在ケイトリンさんのInstagramフォロワーは13万5千人超で、YouTubeのチャンネル登録者数は24万6千人を上回っている。ケイトリンさんは自分のことを「昔から生意気な子だったのよ。今も変わらないけどね」と語っており、明るく陽気なキャラクターに多くの人が魅了されているようだ。
そんなケイトリンさんについて、兄イーアンさん(29)は「決して諦めないで、目標を決めて必ず乗り越えていくところがすごいと思う」と褒め、母キャシーさん(64)は「ケイトリンに四肢がないことを忘れちゃうのよ。だってちっとも不平を言わず、なんでも自分でやっちゃうんだもの」と笑う。また父ドナルドさん(65)は「つらい経験をしてきたけど、あの子はハッピーで、強くて、素晴らしくて、美しい子だよ。心から尊敬しているんだ」明かしている。
画像は『Metro 2020年4月19日付「Woman who lost all her limbs at 18 uses prosthetics to become a brilliant makeup artist」(Picture: Barcroft)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)