
「燃えるように溶け落ちた」フィラー注入で顔が壊死、鼻の一部を失った女性(米…
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クリスさんの計画は実行に移された。ニックさんは大好きなNFLチーム「ニューイングランド・ペイトリオッツ」のバンダナで口元を覆い、手袋をして手書きのメモを持つと、妻が待つ3階の窓のそばまで高所作業車のかごに乗って上昇していった。そして網戸の向こう側で手を振るマリオンさんに近づくと、ニックさんは用意してあったメモを掲げて妻に見せた。そこにはこう書かれてあった。
「愛してるよ、スイートハート(愛しい人)」
するとこれに応えるようにマリオンさんも「私も愛しているわ。あなたが思うよりずっとね」と言葉を返した。2人は網戸越しに手と手を重ね合わせ、久々の再会を喜びあった。一部始終を見ていたクリスさんの目からも涙が溢れ出た。
ニックさんは「たとえ10階であっても、私は妻に会いに行ったね。ずっと会えなかったから顔を見られただけでも本当に嬉しかったよ」と語ると、こう続けた。
「私たちは61年間一緒にいるけど、お互いを愛する気持ちは最初に会った時からずっと変わらないんだ。また普通に会えるようになったら、2人で旅行に行きたいよ。」
画像は『WMC Action News 5 2020年4月12日付「Husband visits wife of 61 years with bucket truck after coronavirus separates them」(Source: Nick Avtges/WFXT/Cox/CNN)』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 A.C.)