米女子サッカーリーグ、スカイ・ブルーFCに所属する川澄奈穂美選手が、3月23日放送の日本テレビ系ニュース番組『news zero』にテレビ電話で生出演した。彼女は東京オリンピックの聖火リレーで女子サッカー日本代表・なでしこジャパンの2011年メンバーたちと第一走者を務める予定だったが参加辞退を表明しており、その件について日米の電話中継でメインキャスター・有働由美子、月曜キャスター・櫻井翔がインタビューしたものである。川澄選手は放送を終えてTwitterで「news zeroに電話出演させていただきました」と振り返っているが、なかでも櫻井の「オリンピアン」という表現に感じるところがあったようだ。
川澄奈穂美選手は米ニュージャージー州を本拠地とするプロ女子サッカークラブ、スカイ・ブルーFCでプレーしているため、東京五輪の聖火リレーに参加するには日本に入国する必要がある。そのため新型コロナウイルスを感染させてしまうリスクを考えて辞退を表明したという。
『news zero』ではニュージャージー州と現地時間午前10時過ぎにテレビ電話でつながった。「外出自粛で街も人は少ない印象」という川澄選手は自身もリーグからの自宅待機要請により、自宅や近所の人が少ない広場でトレーニングをしているそうだ。
このたびの聖火リレー参加辞退については「人命が一番大切ということに重きを置いて決断」したと表現しており、アメリカで暮らすことにより新型コロナウイルスが世界的に感染拡大する深刻な状況を肌で感じていることがうかがわれた。
東京オリンピック・パラリンピックが延期になる可能性も出てきたことから、